兵庫県明石市の子育て支援をベースに、埼玉県狭山市が目指す子育て支援がわかります
子育て世代が関心を寄せている兵庫県明石市の子育て支援。
うらやましいことに日本で一番、手厚い子育て支援を受けているのは明石市の人たちです。
この独自の施策で全国区になった明石市は高い出生率と人口増でマスコミにも取り上げられ、注目されています。
明石市ではどれほど充実した子育て支援が行われているのかまとめてみました。
そして狭山市で望まれている子育て支援、もっと充実すべき支援について考えてみました。
兵庫県明石市はどんな子育て支援をしている?
明石市が行っているのは「こどもを核としたまちづくり」
子育てにかかる経済的な負担の軽減、子どもの学校や生活環境を整えることを市のメインの取り組みとして進めています。
子育て支援を充実させたことで「明石市に住みたい」と引越しする人たちが年々増えています。
こういった取り組みは、いろいろな市で水平展開できたらいいですね。
子育て世代が住みやすいまちにするために「いいことは真似をする」そんなスタンスでもいいのではないでしょうか。
子どもが増えるとまちが元気になる、それは明石市が証明しています。
兵庫県明石市が独自に行っている5つの無料化
- 高校3年生まで、こども医療費の無料化
- 第2子以降の保育料の完全無料化
- 生後3か月から満1歳の誕生日まで、0歳児の見守り訪問「おむつ定期便」
- 中学校給食が所得制限なしで無償
- 市内4つの公共施設で子どもの観覧料が無料
兵庫県明石市の子育て充実のポイント
- 使用済み紙おむつの保護者持ち帰りの廃止
- 市内全公立幼稚園で給食を実施
- 全28小学校区46か所のこども食堂
- 小学1年生は1クラス30人以下、中学1年生は1クラス35人以下の少人数学級
- 病気の子どもを預かる病児保育施設が市内2か所
埼玉県狭山市にも取り入れたい子育て支援
明石市の子育て支援がはじめから順調だったわけではありません。
未来を見据えた英断で、今の「子育て支援の充実した明石市」があります。
まずは一歩をふみ出すこと。
狭山市の子育て世代が望んでいるのはどんな支援かを知ることからはじまります。
狭山市も取り入れたい支援:経済的な負担を減らす
子育て世代がもっとも行政に期待したいのは、経済的負担の軽減。
家庭で子育てにかかる経済的負担は大きなものです。
明石市の支援の特徴は、所得制限をつけずに無料化を行っているところです。
誰もが同じように支援が受けられるということはみんなの満足度が上がります。
たとえば…
実現できれば、家庭の経済的負担が軽減され、子育て世代にとって頼もしい取り組みになるはずです。
狭山市も取り入れたい支援:子どもの生活環境を整える
子育て世代は、子どもを取り巻く環境について高い関心を持っています。
安心して子育てできることは親にとって、とても大切なことです。
誰もがよりよい環境で子どもたちを遊ばせたり、学ばせたいと思っています。
明石市では「こどもを核としたまちづくり」を行っています。
子どもにとっていいことを指針に積極的に新しい取り組みが進められています。
明石市の小学1年生は1クラス30人以下、中学1年生は1クラス35人以下の少人数制で行っています。
節目である小中学校の最初の学年でつまずかないよう一人ひとりに応じたきめ細やかな学びを実現しています。
待機児童の問題も認可保育所の定員を拡大したり、保育士には一時金支給や家賃の補助など行い制度を見直して解消しようと試みています。
また働く親にとって子どもが病気のとき預かってくれる病児保育施設が増えるのはとても心強いことです。
乳幼児をかかえる子育て世代は実感できることだと思いますが「使用済み紙おむつの保護者持ち帰りの廃止」というのは親の負担を減らした嬉しい取り組みです。
まさに市民の一人ひとりの声を施策に反映した支援だと思います。
子どもの環境とともに子育てする環境も整えられているのです。
明石市には住みやすいと感じる人が91.2%もいます。
狭山市を住み心地のいいまちにするためには「子育て支援を充実」させることが大きな起点となるでしょう。
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「こんな子育て支援があればいいのに」なんかも、ぜひぜひ教えてくださいね。