狭山市の子育て支援

埼玉県狭山市は不妊治療費の助成をしてくれるの?

この記事でわかること

埼玉県狭山市は不妊治療の補助をしてくれるのかがわかります。

不妊治療は長引くと費用が高額になる場合が多く、赤ちゃんが欲しくてもなかなか授からない夫婦にとって、大きな金銭的負担となります。

2022年4月より不妊治療の保険適用が開始され、大きな話題となりましたが、現在、埼玉県狭山市では、不妊治療の補助があるのかどうか、調べてみました。

結論!埼玉県狭山市には不妊治療の補助がある

埼玉県狭山市には、3つの不妊治療に関する助成制度があります。

  1. 不妊検査に対する助成である、早期不妊検査費助成事業
  2. 不育症検査に対する助成である、不育症検査費助成事業
  3. 埼玉県の助成を受けたうえで特定不妊治療や男性不妊治療に対する助成である、早期不妊治療費助成事業

それぞれの助成を受けるためには、さまざまな条件をクリアする必要があります。それぞれ確認していきましょう。

埼玉県狭山市の不妊治療に関する3つの助成制度

狭山市の不妊治療に関する助成制度①:早期不妊検査費助成事業

早期不妊検査費助成事業とは、病院で不妊検査を受けた夫婦に対し、2万円(千円未満は切り捨て)を上限として、不妊検査費用を補助するものです。

(1) 助成の対象者

次のすべての項目に該当する方のみ助成を受けられます。

  1. 申請日時点において、夫婦(事実婚含む)そろって不妊検査を受けたこと
  2. 不妊検査開始時に妻の年齢が43歳未満であること
  3. 申請日時点において、夫婦いずれかが狭山市に住民登録があること
  4. 他市区町村で同様の助成を受けていないこと

(2)助成の対象となる検査

  1. 不妊症の診断のために医師が必要と認めた一連の検査(内診・経膣超音波検査、子宮卵管造影検査、ホルモンの検査など)
  2. 夫婦が共に受けた検査で、夫又は妻の検査開始日のどちらか早い方の日から1年以内の検査

(3)助成回数

夫婦1組につき1回まで。

(4)助成上限額

自己負担額の上限2万円まで(千円未満は切り捨て)。

狭山市の不妊治療に関する助成制度②:不育症検査費助成事業

不育症とは、妊娠はしても、流産や死産を繰り返してしまい、元気な赤ちゃんを授かれない状態をいいます。不育症検査費助成事業とは、病院で不育症の検査を受けた夫婦に対し、2万円(千円未満は切り捨て)を上限として、不育症検査費用を補助するものです。

(1) 助成の対象者               

次のすべての項目に該当する方のみ助成を受けられます。

  1. 不育症の検査時に妻の年齢が43歳未満であること
  2. 申請日時点において、夫婦いずれかが狭山市民に住民登録があること
  3. 他市区町村で同様の助成を受けていないこと
  4. 2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡の既往のある場合、または医師の判断がある場合

(2)助成の対象となる検査

  1. 不育症の診断のために医師が必要と認めた一連の検査
  2. 夫婦が共に、又は妻のみが受けた検査で、夫又は妻の検査開始日のどちらか早い方の日から1年以内の検査

(3)助成回数

夫婦1組につき1回まで。

(4)助成上限額

自己負担額の上限2万円まで(千円未満は切り捨て)。

狭山市の不妊治療に関する助成制度③:早期不妊治療費助成事業

埼玉県の助成を受けた夫婦に対して、1回に限り10万円を上限に、不妊治療費の助成があります。

(1) 助成の対象者

埼玉県の助成を受けた夫婦で、次の要件をすべて満たす方が対象となります。

  1. 特定不妊治療開始時の妻の年齢が35歳未満であること
  2. 申請日時点において、夫婦(事実婚含む)いずれかが狭山市に住民登録があること
  3. 他市区町村で同様の助成を受けていないこと

(2)助成の対象となる検査

申請を行う年度に、埼玉県不妊治療費助成事業等の初回助成の対象(ただし、埼玉県不妊治療費助成事業実施要綱別表1のC及びF並びに県内の指定都市等実施要綱別表1のC及びFの治療を除く)となったもの

令和4年4月1日から特定不妊治療が保険適用になったことに伴い、埼玉県不妊治療費助成制度は終了しましたが、令和4年3月までに開始した不妊治療については、経過措置として1回のみ助成の対象となります。

埼玉県の不妊治療費助成に関するページにリンクします(埼玉県公式HP)

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/boshi/funinchiryo.html#tokuteihunin2-1

(3)助成回数

夫婦1組につき1回まで。

(4)助成上限額

対象となる治療の費用から、埼玉県特定不妊治療費助成事業等で補助を受ける金額を除いた額に対して、上限10万円(千円未満は切り捨て)まで。

※申請方法や申請期限はそれぞれ異なるため、最新の情報を狭山市のホームページから確認してくださいね。

狭山市の子育サイト『ほめちゃお』にリンクします

https://www.city.sayama.saitama.jp/kosodate/homeciao/teate/funinkenshin/funinfuiku.html

埼玉県狭山市では、赤ちゃんを授かりたい夫婦のために、不妊治療費の一部を補助してくれることが分かりました。平成30年から令和2年までの3年間での実績は次のとおり。

不妊検査:申請141件に対し、妊娠72件、出産51件

不育症検査:申請12件に対し、妊娠8件、出産4件

不妊治療:申請55件に対し、妊娠44件、出産35件

今後も助成事業の存在を多くの不妊に悩む夫婦に知っていただき、少しでも経済的な負担を減らせたらいいですね。

狭山市の不妊治療費補助制度について充実していると感じましたか?

狭山市の不妊治療に関する補助制度について簡単にまとめました。

子どもがほしいけどなかなかできないことで苦しんでいる方は多くいると思います。

あなたは、狭山市の補助制度は充実してるものだと感じましたか?それとももっと充実してほしいと感じましたか?

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