この記事でわかること
埼玉県狭山市と埼玉県入間市の「子育て支援・障がい児支援」の差についてわかります
住みやすい地域を選ぶ1つのポイントとして、「子育て支援」の充実があげられるのではないでしょうか。
育児の負担軽減につながる支援や、大切なお子さんがすくすくと元気に育つ環境が整備されているかなど、できるだけ「子育て支援」の手厚い自治体を選びたいものです。
今回は、埼玉県狭山市と埼玉県入間市の「子育て支援・障がい児支援」について比較をしていきます。
今後引っ越しなどの予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
埼玉県狭山市の子育て支援
【狭山市】経済的負担のサポート
子どもたちの健やかな成長、また保護者を経済的に支援するため、こども医療費支給制度や児童手当、未熟児養育医療給付制度などがもうけられています。
ひとり親支援についても充実しており、児童扶養手当制度、ひとり親家庭等医療費支給事業、
JR通勤定期乗車券の割引制度、母子および父子並びに寡婦福祉資金貸付制度など、ひとり親家庭の生活を支援するための制度があります。
そして、ひとり親家庭のお母さん、お父さんの経済的自立を支援するものとして、高等職業訓練促進給付金等支給制度、自立支援教育訓練給付金支給制度など、就業に役立つ資格取得や技術修得のための支援制度がもうけられています。
その他に、近年の物価の高騰を受けて2022年12月下旬より子育て世帯への応援金を支給するなどの取り組みがみられます。(11月30日時点在住の方が対象)
【狭山市】健康面のサポート
お子さんやお母さんの健康面のサポートとして、予防接種や乳幼児健診、新生児・産婦訪問事業、離乳食講演会などが実施されています。
そしてすくすくベビー、ぱくぱくベビーといった場があり、赤ちゃんや家族を対象として子育てや親子遊び、離乳食、赤ちゃんの歯についてなどの情報提供が行われます。保育士や保健師、管理栄養士、歯科衛生士などの専門職から直接お話が聞けます。
【狭山市】障がい児支援
心身・言葉の育ちに課題のある就学前のお子さんが対象となる、青い実学園という親子通園施設があります。
ここでは、お子さんたちが将来豊かな社会生活を送れるような支援がされています。お子さんへの関わり方や育児情報のなどを受けることができ、日常生活に必要な動作や、様々な療育が提供されているようです。
その他似た施設として、児童発達支援センターあんずがあります。
【狭山市】子育て支援・相談サポート
ファミリー・サポート・センターといって、子育ての助けが必要な人と子育てを手助けできる人が会員となって、地域内で助け合うための取り組みが行われています。
その他、産前・産後のお母さんがいる家庭で、家事や育児のお手伝いを依頼できる産前・産後ヘルパー派遣事業や、保護者が病気やその他の理由により自宅でお子さんの養育が難しい場合、一時的にお子さんを預けることができる短期入所生活援助などもあります。
埼玉県と共同して実施されているのが、優待カードや指定のアプリ画面を協賛店舗で提示することで、特典を受けることができるパパ・ママ応援ショップ・子育て家庭優待制度。
そして第3子以降のお子さんが生まれた世帯を対象に、子育てサービスチケットがもらえる3キュー子育てチケットなどがあります。
子育てについて悩んだ場合でも、狭山市では母乳相談、乳幼児健康相談、ひとり親家庭の生活や就業相談、家庭児童相談など、様々な課題に対して相談できる場がもうけられています。ひとり親の家庭に関しては、オンライン相談も実施しているようです。
総合子育て支援センターちゃっぽという気軽に利用でき、相談や情報提供を受けられる施設もあります。
一時預かり事業、休日保育、病児保育などもあるため、仕事や病気などで育児が出来ない場合に安心してお子さんを預けることができます。
埼玉県入間市の子育て支援
【入間市】経済的負担のサポート
狭山市同様、こども医療費支給制度や児童手当、未熟児養育医療給付制度など、こどもの健やかな成長と親の経済的支援のために様々な制度がもうけられています。
ひとり親支援についても狭山市同様、児童扶養手当制度、ひとり親家庭等医療費支給事業、
JR通勤定期乗車券の割引制度、母子および父子並びに寡婦福祉資金貸付制度などの経済的支援と、高等職業訓練促進給付金等支給制度、自立支援教育訓練給付金支給制度などお母さん、お父さんの経済的自立を目指した支援があります。
そして、物価高騰の影響を受ける子育て世代に対し、給付金1万5000円を支給する取り組みが行われるようです。(2022年12月1日時点入間市に住民登録がある方が対象)
【狭山市】健康面のサポート
狭山市と同様に行われているのは、予防接種や乳幼児健診、新生児訪問などです。
通常、赤ちゃんの歯科検診は1歳6カ月検診、3歳児検診時に行われるものですが、入間市では2歳児歯科検診も行われているようです。その他に食育教室や離乳食教室などがあります。
【狭山市】障がい児支援
心身の発達に遅れがみられる又は障がいのある児童とその家族への支援として、児童発達支援センター「うぃず」が設置されています。
子育て・こどもの発達に関すること、専門的な事柄に関することを相談することができます。また、専門職による日常生活動作の指導を受けることができる児童発達支援「元気キッズ」があったり、保育所や学校などで訪問指導なども行う事業になっています。
【狭山市】子育て支援・相談サポート
狭山市同様提供されている支援内容は、ファミリー・サポート・センターや産前・産後ヘルパー派遣事業、子育て短期支援事業などの子育てのお手伝いをしてくれるもの、パパ・ママ応援ショップ・子育て家庭優待制度や3キュー子育てチケットのように、特典を受けることができるものがあります。
その他入間市でも一時預かり事業、休日保育、病児保育の実施があるため、どうしてもお子さんの面倒を見る人がいない場合など、安心して預けることができます。
また、あかちゃんのふれあい遊び・保護者交流・子育て情報の提供を目的とした赤ちゃんサロンや、9~10カ月のお子さんを対象に行われる9~10カ月育児学級、双子・三つ子のお子さんを持つお母さんたちの交流の場としてふたご・みつごの会などがあります。
子育てに不安がある場合、オンラインでも相談を受けてくれるので、外出が難しい場合にも気軽に相談ができると思います。
そして、母子愛育会という団体があり、子育て経験がある人と交流を図れる仕組みがあります。子育て支援や三世代交流などが開催されているようです。
結論!あなたはどっちが優れてると感じましたか?
狭山市と入間市の「子育て支援」「障害児支援」について比較してみます。
全体的にみると、埼玉県で取り組まれている政策も多く、支援内容に大きな差はないように思います。
その中でも、入間市では2か月歯科検診や9~10カ月育児学級など、規定の乳幼児健診の他細やかな支援がされています。また双子・三つ子を持つお母さんたちの交流の場がもうけられているのも魅力的です。
そして、オンラインでの相談窓口が、狭山市はひとり親家庭のみの支援に対し、入間市では様々な相談を受け付けているため、オンラインでの相談を希望するのであれば入間市の方が便利かもしれませんね。
障がい児支援について、両市とも障がい児通所事業が設置されており、日常生活に必要な基本的な動作・ことばの訓練など支援を受けることができる為、大きな差はないかと思います。
狭山市・入間市、両市とも子育てに関する相談窓口や情報提供・交流の場は豊富に用意されており、病気や急用などの際にお子さんを預かってくれる場所もあるため、お仕事しながらでも安心して子育ができる環境が整っているのではないでしょうか。
以上のことから、両市の支援内容に大きな差はないものの、細やかな支援という点で個人的には入間市の方が優れているのかな、感じました。
あなたはどちらがより住みやすいと感じましたか?
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