この記事でわかること
放課後等デイサービスの基本的な情報や、埼玉県狭山市の放課後等デイサービスに関する情報がわかります
放課後等デイサービスってなに?
学童保育となにが違うの?
こんな疑問が浮かびますよね。
これから、どんなお子さんが利用することができて、具体的にどんな手続きが必要かを説明します。
また埼玉県狭山市の放課後等デイサービスは、どんな活動が行われているかも説明していきます。
施設によって方針や大事にしていること、どんな療育が強みなのかが異なりますよ。
お子さんの特性や家庭の状況に合った選択ができるよう、参考になれば嬉しいです
放課後等デイサービスってどんなところ?
放課後等デイサービスと児童発達支援の違い
放課後等デイサービスとは、もともと未就学児と就学児がどちらも利用できるサービスとされていました。
2012年に児童福祉法が改正されたことにより変更があり、今の形にわけられました。
放課後等デイサービスはどんなお子さんが利用できるか
発達障がい、身体の障がい、知的に障がいのあるお子さんが利用することができます。
施設によっては、看護師が配置されたことで、医療行為が必要なお子さんや、緊急時に対応が必要なお子さんも利用ができるようになりました。
また、中高校生などで比較的軽度の障がいのあるお子さんが「周りの友達に放課後等デイサービスに通っていることを知られたくない。でも支援は受けたい」という想いをお持ちの方もいらっしゃいます。
そんなお子さんたちが利用しやすいように、おしゃれで清潔感があり、カフェ空間のような放課後等デイサービスもあります。
埼玉県狭山市の放課後等デイサービスについて
狭山市の放課後等デイサービスを利用するための手順
以下の7つの手順になります
- 放課後等デイサービスを利用したいことを相談します。(相談窓口は6か所あります)
- 申請書を記入し、障がい者福祉課に提出します。
- 市の調査員の面接調査があります。(生活・障害の状況など)
- 「障がい児支援利用計画」が作成されます。具体的に利用するサービスの種類や日数についても話し合われます。
- 支給決定・通所受給者証の交付があります。
- 事業所・施設に受給者証の提示をして、利用契約をします。
- サービスの利用が開始されます。利用料はサービス事業所または施設に支払います。
- 狭山市 障がい者福祉課(04-2953-1111)
- 青い実学園(04-2952-3302)
- 児童発達支援センターあんず(04-2969-3355)
- 大樹の家生活支援室(04-2955-2946)
- 生活支援センター「日向(ひなた)」(04-2954-8822)
- 地域生活支援センター「スペースきずな」(04-2900-3331)
狭山市の放課後等デイサービスの利用時間
①ウイズユー
■平日(学校終了後)
13:30〜17:30
■学校休業日
10:30〜17:30
②株式会社メルフィス
<キッズサポートぱれっと>
■平日(授業終了後)
放課後〜17:30
■学校休業日
10:00〜16:00
<キッズサポートにじいろ>
■平日(授業終了後)
放課後〜17:30
■学校休業日
10:00〜16:30
<スタディーサポートMJ狭山>
■平日(授業終了後)
1部:放課後〜18:00
2部:18:00〜20:00
■学校休業日
1部:10:00〜15:30
2部:15:30〜17:30
③Viv
■平日(授業終了後)
1部:15:30〜17:15
2部:17:30〜19:00(※小学校4年生〜高校3年生まで)
■学校休業日
1部:10:00~12:00
2部:13:30~15:30
④はっぴぃばく
■平日(授業終了後)
13:30~17:00
■土曜日
9:30~16:00
狭山市の放課後等デイサービスの一日の流れ
学校終了後に放課後等デイサービスを利用する場合
学校の宿題をしてから、おやつ、個別指導または集団指導という流れが多いです。
指導といっても、遊びの要素も取り入れる施設もあるようです。
昼間の学校に引き続き、勉強や訓練などの時間が濃くなってしまうと、お子さんが疲れてしまいます。
学校からおうちに帰ってホッとすることが必要なように、デイサービスに行ってホッとする、楽しめるような過ごし方を工夫されています。
学校休業日に放課後等デイサービスを利用する場合
畑活動を取り入れたり、おでかけをしたり、平日よりも時間をかけて行える活動を行っているところが多いようです。
基本的にはお弁当持参ですが、お金を持たせて施設の職員と買いに行く場合もあるようです。
狭山市の放課後等デイサービスで受けられる支援
施設の利用時に「個別支援計画」をたてます。
保護者・学校・施設の三者で、お子さんの特性や現在の様子、好きなこと、苦手なこと、どんな支援が必要か、どんな想いを持って育てているかなどの話し合いを基に、計画がたてられます。
施設を選ぶ時に、まずはお子さんの特性を理解・整理してから、どんな環境が一番合っているのかを選ばれるとよいと思います。
施設ごとに強みや特徴が異なるので、それも考慮に入れられるとよいでしょう。
埼玉県狭山市の4つの放課後等デイサービスの特徴・強みをご紹介します。
埼玉県狭山市にある放課後等デイサービスを4施設紹介
狭山市の放課後等デイサービス①:ウィズ・ユー狭山
特徴①:ブレインバランスケア
お子さんの脳を左右バランスよく発達させるための、個別プログラムを受けることができます。どのような効果が期待できるかをいくつかご紹介します。
- 言葉がなかなか出てこないお子さんが、少しずつ話すようになる
- すぐにカッとなっていたお子さんが、我慢ができるようになる
- 離席ばかりだったお子さんが座れるようになる
- 集中している最中でも呼ばれたら返事ができる
どのプログラムも、お子さんに無理やり参加させるのではなく、楽しんで自発的に参加できるような工夫がされています。
特徴②:「愛着障がい」の専門的な支援
ウィズユーでは「愛着障がい」の第一人者、和歌山大学教育学部:米澤好史氏の実践を基にした支援プログラムを受けることができます。
「愛着障がい」とは・・・・
- 養育者や他のひととの絆をうまく育めない(年齢相応に育っていない)
- 自分の気持ちがわからない
- 相手の気持ちが理解できない
このような障がいです。
一見、発達障がいとよく似ていますが、全く違います。
ウィズユーでは、「発達障がい」「愛着障がい」どちらからのアプローチも可能です。
「うちの子に発達障がいのアプローチをしてみたけれど、うまくいかない」
という場合に「愛着障がい」のアプローチをしてみる、ということで変化していく可能性も広がります。
狭山市の放課後等デイサービス②:株式会社メルフィスによる運営施設
キッズサポートぱれっと、キッズサポートにじいろ、スタディサポートMJの3つの放課後等デイサービスがあります。
特徴①:キッズサポートぱれっと
小学校低学年から、4つのことを中心にできることをどんどん増やしていくためのプログラムが特徴です。
- 対人(対人マナー、距離感、身だしなみ、言葉の選択、話の聞き方)
- 余暇(公共交通機関、創作活動、買い物、趣味)
- 自己(感情コントロール、学習工夫、自分の得意と苦手を知る)
- 生活(健康管理、調理、家事全般、お金)
「将来から逆算して考えた」プログラムも特徴です。
お子さんが今できていること、これから必要なことを整理しながら、将来つけさせたい力を着実に身に着けるということにもつながります。
施設にはカラフルなボルダリング、ロープ登り、ブランコも設置されています。
お子さんが「楽しそう!」と感じられるような施設です。
特徴②:キッズサポートにじいろ
キッズサポートにじいろの特徴は、看護師が配置されていることです。
そのことで、ほんの少しの医療行為が必要なお子さん、緊急時に対応が必要なお子さんが放課後等デイサービスを利用できるようになりました。
感覚遊び、リハビリ、個別プログラムを受けることができます。
基本、子ども2人に対して大人が1人で支援を行います。
特徴③:スタディサポートMJ
中高生が「素敵!通ってみたい!」と思えるようなおしゃれな空間の放課後等デイサービスです。
目的で時間をわけて、2部構成で行っています。
<1部>
MJ通貨(仮想紙幣)で、施設内イベントで稼ぐ・貯める・使う、の経済の仕組みが体感できるプログラムが特徴です。MJ通貨専用の通帳もあり、銀行の仕組みも学べます。
作業、身だしなみ、外出や公共交通機関、OA機器、社会とのつながりについてのプログラムもあります。
<2部>
購買課・クリエイティブ課・アーティスト課・企画課など、会社のプロジェクトのようなイメージで、お子さんの得意を活かして、仲間と何かを作り上げるというプログラムです。
子ども達の一大イベント「MJ祭」に向けて、自分たちで考えて動く、という経験ができます。
狭山市の放課後等デイサービス③:Viv
特徴①:アンガーマネージメント
「アンガーマネージメント」は、怒りや衝動を抑えるための心理トレーニングです。
Vivでは、カッとなってしまう、我慢することができないというお子さんが、「衝動性や怒りを自分で鎮められる」ことを目指したプログラムを受けることができます。
どんな時に怒りやすくて、どうやったら鎮まるのかを一つ一つ自分で理解していくような支援が特徴です。
特徴②:農業体験
月1回の土曜日、長期休み中に農業体験ができます。
土に触れることで、リフレッシュと心の解放を目指します。
特徴③:保護者支援
家庭だけで悩みを抱え込まないように、保護者がいつでも相談できるように準備がされています。
- ガイダンスカウンセラー、
- スクールカウンセラー
- 相談支援事業所の相談支援専門員等ペアレント
などにお子さんのことが相談ができます。
また、「ペアレントトレーニング」で子どもとの接し方を実践で学ぶこともできます。
狭山市の放課後等デイサービス④:はっぴぃばく
特徴①:創作活動が充実
工作、手芸、プラバン、レジン、アイロンビーズなどが行われています。
アナログゲームを通して、社会性やルールも学ぶことを目指しています。
ポケモンカードゲーム他・ボードゲーム、レゴブロック、LaQなど、子ども達が「やってみたい!」と思えるようなものが数多く用意されています。
狭山市で放課後等デイサービスを利用することで子どもも保護者も恩恵を受けれます
埼玉県狭山市の放課後等デイサービスは、ただお子さんを預かってもらうだけではなく「放課後や長期休みがお子さんにとっていかに楽しい、有意義な時間になるか」「どうやったら自立する力が身に付くだろう」を考えて、創意工夫されている施設が数多くあります。
もちろん、数多く利用すればするほどいい、というわけではなく、
- お子さんの特性に合っていて、お子さんが楽しく過ごせること
- 家庭で過ごす時間と放課後等デイサービスの時間のバランスもとること
これも、とても大切なことだと思います。
家庭、学校、そして放課後等デイサービスと、お子さんがお子さんらしく生き生きと過ごせる場所が増えることで、幸せな人生を歩めるようにと願っています。
①LITALICO ジュニア(児童デイサービスとは)
https://junior.litalico.jp/column/article/026/
②子ども発達情報室
https://www.careoth-junior.com/mumonjuku/dd/houkago-day/3996/
③パレットハウス児童デイサービス
④狭山市 障がい児通所支援
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