狭山市以外について

「子育てしやしい自治体」トップ5を調べたら狭山市がまさかの!

この記事でわかること

子育て支援の手厚い自治体(関東地区がメイン)や、埼玉県狭山市の子育て支援についてわかります

子育てをする上で、国や自治体からの支援はとても重要です。

ここでは、子育て支援の手厚い自治体が一体どこなのかをランキング形式でまとめています。ランキング上位に入っている自治体が、それぞれどのような支援を行っているのかについても詳しく紹介します。

また、埼玉県狭山市が子育て支援の手厚い自治体ランキングに入っているのかも、要必見です。

充実した子育て支援が今なぜ必要なのか

子育て支援の充実が必要な理由①:少子化問題・人口減少問題

現在の日本では、少子化・人口減が大変深刻な問題となっています。

内閣府によると、出生率は年々緩やかではあるものの減少傾向となっていて、2020年の出生数は84万835人となっています。

第1次ベビーブーム期の出生数は約270万人だったため、それに比べると大幅に減少していることがわかります。

また、2021年10月1日時点の国内の総人口は約1億2550万人となっています。

その後、2053年には1億人を下回り9924万人、2065年には8808万人になると推計されています。

このように、少子化が進みこのまま人口減が進み続けると、労働力が減っていき日本経済に多大なる影響を与えてしまいます。

そのため、国や自治体が子育て支援を行って少しでも深刻な少子化問題・人口減少問題を解消していく必要があるのです。

出典:第1部 少子化対策の現状と課題: 子ども・子育て本部 – 内閣府 (cao.go.jp)

子育て支援の充実が必要な理由②:子育てしにくい社会の現状

そもそも、どうしてここまで少子化が進み深刻な人口減少問題になってしまったのでしょうか。

もちろん晩婚化や女性の社会進出など様々な要因があるものの、その中でも特に大きな要因が「子育てをしにくい社会の現状」があります。

子どもを育てていくためには多大なるお金が必要なため、近年共働き夫婦が増えています。

しかし、実際は働きながら子どもを育てていくことに躊躇する夫婦が多く、安心して子育てをすることがなかなか難しい社会となっています。

その結果、少子化がどんどん進み人口減少に繋がっていっています。

そのため、国や自治体が積極的に子育て支援を行って、少しでも多くの夫婦が子どもを育てていきやすい社会づくりをするべきなのです。

子育て支援の手厚い自治体ランキング

子育て支援の手厚い自治体:1位 千葉県松戸市

松戸市の魅力①:子育て世帯が住宅を取得する際に補助金を支給する

松戸市には「三世代同居等住宅取得支援」があり、中学生以下の子どもを子育て中の世帯が松戸市に住んでいる親世帯と同居するか、親世帯の近くに住む場合、補助金を支給するという制度です。

補助金の金額は、最大で100万円ととても高額です。

松戸市の魅力②:待機児童7年間連続ゼロ(2022年4月時点)

松戸市には、保育所(園)が68か所、認定こども園が11か所、幼稚園が36か所、小規模保育施設が117か所あります。

都市部では待機児童が多い中、松戸市は7年連続で待機児童がゼロのため、働きながら子育てがしやすい自治体です。

松戸市の魅力③:小児医療体制が充実している

松戸市には、夜間小児急病センターや地域周産期母子医療センターなど、高額医療を行う総合病院からかかりつけの地域の病院など、医療施設が多く小児医療体制が大変充実しています。

松戸市の魅力④:幼児同乗用自転車等の購入費用の一部を助成する

対象世帯は、申請時に2名以上の未就学児がいる家庭、未就学児が1名で児童扶養手当受給している家庭が対象で購入金額の半分が補助されます。(上限50,000円)

なお、未就学児が1名で児童扶養手当を受給していない家庭は助成金の申請はできませんが、2人目が誕生し追加で幼児用座席を購入する場合は申請を行うことができます。

松戸市の魅力⑤:任意予防接種の費用の助成を拡大している

松戸市では任意予防接種に現在なっている「B型肝炎」「ロタウイルス」「おたふくかぜ」などに対して、接種の際にかかる費用の助成が行われています。

任意予防接種はお金がかかるため接種しない家庭が多い中、任意予防接種に対して一部の費用の助成があることで、積極的に多くの家庭が接種しやすくなります。

その結果、子どもたちを感染症から守ることができいます。

子育て支援の手厚い自治体:2位 栃木県宇都宮市

宇都宮市の魅力①:子育て世帯等が賃貸住宅に住む際に、家賃の補助金を支給する

義務教育終了前の子どもがいる子育て世帯や夫婦いずれもが40歳未満の若年夫婦世帯などが、民間の賃貸住宅へ転居したり転入したりする際に、補助金がもらえます。

最大で12万円の補助が出るため他市から引っ越してくる子育て世帯が増えています。

宇都宮市の魅力②:とちぎ笑顔つぎつぎカードの配布がある

18歳未満の子どもがいる家庭はもちろん、妊婦のいる家庭に「とちぎ笑顔つぎつぎカード」を配布しています。

市内の協賛店にてこのカードを提示することで、様々なサービスや割引などを受けることができます。

なお、宇都宮市オリジナルの「宮っこ子育てアプリ」と連携することで、とちぎ笑顔つぎつぎカードの券面を表示することができるためカードを持ち歩く手間も省くことができます。

宇都宮市の魅力③:宮っこ子育てアプリの提供がある

令和4年7月から、宇都宮市オリジナルの子育て支援アプリの配信が行われました。

子どもの成長記録などを入力し家族同士で共有することができたり、忘れがちな妊婦健診や予防接種などのスケジュール管理についても行うことができます。

宇都宮市の魅力④:子どもと一緒に楽しめる施設がたくさんある

宇都宮市には、子どもと一緒に出かけて楽しむことのできる施設がたくさんあります。

宇都宮動物園や栃木県子ども総合科学館、ゆうあいひろばやとちのきファミリーランドなどがあり子どもはもちろん大人も楽しむことのできる施設が充実しています。

無料で入場できる施設もあるため、休日のおでかけ場所に困ることなく楽しむことができます。

子育て支援の手厚い自治体:3位 千葉県浦安市

浦安市の魅力①:うらやす子育て支援パスポートがある

浦安市内の協賛店で子育て支援パスポートを提示すると、様々なサービスを受けることができます。

なお、令和5年4月以降はアプリ画面やカードを提示することでサービスを受けることができる千葉県子育て家庭優待カード「チーパス」が始まります。

パスポートを提示すると、市内にあるガソリンスタンドや飲食店、衣料品店などで割引を受けたりその他お得なサービスを受けることができます。

浦安市の魅力②:乳幼児が安心して外出できるような環境整備が整っている

「あかちゃんほっとすてーしょん」と言って、浦安市には乳幼児が外出中も安心して過ごすことができる設備が整っています。

清潔で明るい授乳室やおむつ交換台などが整っているため、乳幼児と一緒に外出した際も安心して過ごすことができます。

浦安市の魅力③:丁寧な産後ケアを行っている

浦安市では、産後のお母さんと赤ちゃんが愛着関係を築きながら心身ともに休養し回復できるように、産後ケア事業が行われています。

日帰り型の産後ケアだけでなく宿泊型の産後ケアもあり市内の指定された病院やホテル内で行われています。

親子の健康状態の確認やケアはもちろん、育児指導や育児相談などが行われます。日帰り型の場合はヨガやベビーマッサージの時間が設けられたり、母親が読書をする時間などもあります。

宿泊型の場合は1日3食付きのため、産後に家事を行わずゆっくりと安静にすることができます。

子育て支援の手厚い自治体:4位 富山県富山市

富山市の魅力①:3歳未満の子どもを子育てしている世帯に応援券の交付をしている

「とやまっ子 子育て応援券」といって、3歳未満の子どもを子育てしている世帯に、各種子育てサービスに利用できる応援券を交付しています。

第1子は1万円分、第2子は2万円分、第3子は3万円分です。

応援券の使い方は様々で、家事サービスを受けたり、子どもの一時預かりや読み聞かせ用の絵本を購入したいときなどにも使用することができます。

富山市の魅力②:ひとり親家庭への手厚いサポートがある

母子家庭等高等職業訓練促進給付金ひとり親家庭住宅支援資金貸付事業ひとり親家庭奨学金資金ひとり親家庭家賃助成ひとり親応援・子育て支援金など、富山市では「ひとり親に向けた様々なサポート」が充実しています。

富山市の魅力③:とやまっ子すくすく電気のサポートがある

18歳未満の子どもが3人以上いる世帯に対して、県営水力発電所を運営するにあたって得られている利益の一部を活用して電気料金の負担を軽減しています。

電気料金が割引されるのではなく、指定の口座に振り込まれます。そのため、どこの電力会社と契約をしていても対象になります。

  • 子どもが3人の家庭…月額 700円(最大8,400円)
  • 子ども4人以上の家庭…月額1,800円(最大21,600円)

子育て支援の手厚い自治体:5位 神奈川県厚木市 

厚木市の魅力①:所得制限を設けないで全家庭に紙おむつなどの支給がある

紙おむつやおしりふきシート等、育児に必要なものを自宅へ毎月配送するサービスがあります。

所得制限を設けることなく、厚木市では子育て世帯全家庭に支給しています。

第1子と第2子は申請が行われた翌月から12か月間支給され、第3子以降に関しては、2歳の誕生月まで支給されます。

厚木市の魅力②:ほっとタイムクーポン券のプレゼントをしている

厚木市には「ほっとタイムサポーター」といって、家事や育児を有償で手伝うボランティア団体があります。

市はこの費用の一部を助成すると共に、「ほっとタイムクーポン券」を第1子出産時にプレゼントし、ほっとタイムサポーターによる援助(2時間)の1回分を無料で利用できるクーポンは配布しています。

クーポン券は育児中における様々なサポート(沐浴や授乳などの補助、退院の同行、兄弟姉妹のお世話など)に使用するだけでなく、母親自身がリフレッシュすることができるように家事のサポート(食材や生活必需品の買い出し、食事の準備や片付け、掃除や洗濯など)に使用することもできます。

厚木市の魅力③:子ども医療費の助成をしている

0歳から中学生までの子どもに対して、健康保険適用の医療費の自己負担額を助成しています。

所得制限は設けず、どの家庭であっても安心して医療を受けることができます。

埼玉県狭山市は子育てしやすい自治体ランキングは…!

いかがでしたでしょうか。どの自治体も様々な子育て支援を行っていることが分かっていただけたのではないでしょうか。

ランキング上位の自治体は、どこも他にはなかなか真似できないような援助を行っており、各自治体によって様々な工夫がされています。

国や自治体からの子育て支援は、これからの社会の中で子育てをしていく上でとても重要です。自分に合った子育て支援をしっかりと活用して、より多くの方が楽しみながら安心して子育てをできることを願います。

なお、埼玉県狭山市は子育て支援ランキングには入っていませんでした。ぜひ来年は子育て支援ランキング上位に入ってほしいです。

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「こんな子育て支援があればいいのに」なんかも、ぜひぜひ教えてくださいね。